航空機グレード プレミアムタイプ3 というアルミ合金

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懐中電灯やフラッシュライトの素材としてよく目にする「航空機グレード プレミアムタイプ3」という意味が、少しわかりにくいので独断と偏見をもって説明します。

航空機グレード

これはアルミ合金の種類を指しているようです。

アルミ合金には沢山の種類があって、どの合金なのかを指し示すためには4桁の番号が必要なはずですが、これでははっきりしません。航空機にも使用されているほど良いと捉えていいんだと思います。

プレミアムタイプ3

これはアルミ合金の表面処理のことを指しているようです。

アルミ合金は素材そのものはキズや擦れに弱いので、強靱な被膜を作る硬質アルマイト処理(ハードアナダイズド処理)が常識のようです。硬質アルマイト処理をすると、表面が強靱になり簡単にキズなどが付かなくなります。このタイプ3というのは、米軍規格のMILスペックのうち”MIL-A-8625″をクリアする品質の表面処理を行っており、最も膜厚の厚い(丈夫な)タイプ3だという意味です。なお、この後にクラスが付く場合もあり、クラス1だと表面は透明、クラス2だと着色ということみたいですね。ちなみに本当にMILスペックをクリアしているかどうか審査する機関はないので、あくまでメーカーの自己申告。

まとめ

「航空機グレード プレミアムタイプ3」をそのまま説明すると次のようになります。

航空機にも使われてる種類のアルミ合金を使っているけど、どの種類なのかは不明。表面は硬質アルマイト処理をしているからすごく丈夫なんだけど、あくまでメーカーの自己申告。

このような意味になります。

アルミ合金の細かい種類がわからないことと、表面処理が硬質アルマイト処理(ハードアナダイズド処理)とはいえ、膜厚は製造メーカーの自己申告という曖昧さからして、「航空機グレード プレミアムタイプ3」とは、結局のところよくわからないという結論になります。

こういったスペックも期待して懐中電灯やフラッシュライトを購入するときは、メーカーの信頼性もとても大事なんだと改めて考えさせられました。

信頼度からいくと、やはりsurefire(米国)とMAGLITE(米国)がピカイチということになりますね(^_^;)

 

 

 

..φ(・ω・*) エフテクト管理人

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