[懐中電灯・フラッシュライト用語集] リチウムイオン電池

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用語

リチウムイオン電池

説明

リチウムという金属を使用した電池。一般的にリチウムイオン電池というと充電式の電池を指します。

リチウム電池について勝手に整理してみたも併せてお読みください。)

リチウム電池 使い捨て
リチウムイオン電池 充電式

リチウムイオン電池は、エネルギー密度が高くハイパワーで、充放電を繰り返したり追い充電を繰り返しても電池の充電量が減ってしまうようないわゆるメモリー効果がなく、長期保管しても自己放電が少ないため、充電式電池としては総合的に優れた特性を持っています。

一方、エネルギー密度が高いことの代償として、短絡等による反応が過激であり、充電、放電にデリケートさが求められ、衝撃にも弱いなどの欠点があります。また、こういったトラブルが発煙や発火、爆発に結びつきやすく、取扱によっては危険な電池ともいえます。リチウムイオン電池を積載した航空機が火災で墜落したといった経験から、現在リチウムを含んだ電池の航空機への積載は非常に厳しい制限を受けます。

リチウムイオン電池は、メーカーの使用説明に沿った正しい使用が安全のためにも大切です。同時に、異常な電流値を検知して自動的に電流を遮断する保護回路を内蔵しているかどうかもポイントです。とにかく安全性を重視した適切な取扱が最も大切です。

フラッシュライトに使用するリチウムイオン電池には旧来からの「マンガン系」と、比較的新しい「リン酸鉄(リチウムフェライト・LiFePO4)系」があります。リン酸鉄(リチウムフェライト・LiFePO4)系はマンガン系に比べるとエネルギー密度は劣りますが、なんといっても安全性に優れ、繰り返し充電できる回数もマンガン系より優れます。フラッシュライトに使用するリチウムイオン電池はリン酸鉄(リチウムフェライト・LiFePO4)系の使用が望ましいでしょう。

リチウムイオン電池の型式は5桁の数字で表します。この数字は基本的に電池の寸法を表しており、その意味は次の通りなので覚えておきましょう。

例)18650型

前半の2桁 = 18 = 電池の直径(単位mm)

後半の3桁 = 650 = 電池の長さ(単位1/10mm)

※寸法は電池そのものの寸法です。実際にはビニルフィルムなどを被せて仕上げられており直径が変化します。また、保護回路を持つリチウムイオン電池では回路の分だけ長くなったりします。型式から読み取る電池サイズはあくまで呼び値と捉え、詳しい寸法は各電池の仕様を確認するようにしましょう。

以下にフラッシュライト用リチウム電池の種類を示します。

型式 マンガン系 リン酸鉄系(LiFePO4)
※安全性が高いため推奨
備考
16340型 IMR16340-720-BT  LFP16340-600-BT
LFP16340-600P-BT
CR123Aサイズ
18650型 NCR18650A-3100-BT※1
IMR18650-2250-BT
IMR18650-2000-BT
  CR123A×2本サイズ
16650型 UR16650-2100-BT※1   CR123A×2本サイズ(細身)
14500型 IMR14500-700-BT LFP14500-700-BT 単3乾電池サイズ
10440型 IMR10440-350-BT   単4乾電池サイズ

※1 安全保護回路付

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