ジェットビーム(JETBeam)のLED懐中電灯H10Aの販売を開始しました。
このフラッシュライトは本体がアングルライトになっており、本体ヘッド部から横に向けて照射する造りです。ストレートタイプの一般的なフラッシュライトと違い、横向きに照射するアングルライトには様々な利点がありますが、このH10Aにはさらにいくつかのユニークな特徴がありますので、本体の紹介とあわせて説明していきます。
まずは箱の外観です。このような箱に本体と付属品一式が入っています。
箱から中には透明のプラスチックに本体と付属品が収められていて、輸入販売元の正規説明書兼保証書が入っています。
中身を出して並べました。フラッシュライト本体と、ぐるぐる巻きになったヘッドバンドと、小さなパーツ袋が入っています。パーツ袋には必要に応じて取付できる金属クリップと取り付け用のネジ、取付作業に使用する六角レンチ、さらに予備ネジと予備のOリングが入っています。付属品は充実している印象です。
本体は非常に小型で、手のひらに収まるサイズです。レンズが横についていて、横向きに点灯すことがわかります。全体がしっかりと厚みのあるアルミ製でとても丈夫な印象を受けます。ヘッドは断面が四角の形状になっていて、転がり防止と放熱面積の拡大の意図を感じます。このサイズのLEDフラッシュライトとしては、とても放熱特性が良さそうなヘッドです。もちろんヘッドもオールアルミ合金です。
レンズはコリメーターレンズです。リフレクター(お椀型の反射鏡)と違い、LED素子に分厚いレンズを重ねたような方式で、光の屈折をコントロールして照射、配光します。中央の丸の中に小さな黄色のLED素子がマウントされ、発光します。レンズ全体が黄色く見えるのは、コリメーターレンズによるもので、しっかり前方に向けて屈折していることがわかります。ちなみにLED素子は普通、消灯しているときには黄色に見えますが、点灯すると真っ白の照射となります。メーカーがうたっている通り、広い範囲を照らす拡散系の照射パターンなので、特別に遠方到達が必要ないとか手元や足元の照射が主な場合、この拡散系ライトのほうが快適です。
電池はテールキャップを外して挿入します。使用する電池は単3アルカリ乾電池1本か、充電式の14500型リチウムイオン電池を使用します。アルカリ乾電池はパナソニック製が推奨で、リチウムイオン電池は同社のLFP14500-700-BTのみ限定で使用可能です。H10Aを最大照度の320ルーメンで点灯させたい場合にはリチウムイオン電池を使用する必要があります。充電して再利用できるという点からも、リチウムイオン電池を勧めたいところです。充電式電池を使えば、電池代がもったいないといったことを考えずに、思い切り好きなだけ使うこともできますね。
横に寝かせて照射させてみました。H10Aはヘッド部にあるスイッチを押すと点灯します。分かりにくいかもしれませんが、かなり高角度に拡散する配光パターンです。このような照射パターンは手元や足元を照らしたり、作業をしたりするときにとても快適です。
点灯したままの状態で、さらにヘッド部のスイッチを押し続けると明るさの調整が出来ます。フラッシュライトの明るさ調整は当たり前の機能ですが、このH10Aは無段階調整式となっていて、押し続けるとじわじわと明るさが変化します。好きな明るさで指を離せばその明るさで固定されます。無段階調光は望んだ通りの明るさが得られ、明るさ調整に対するストレスが全くありません。また、一度明るさを調整してしまえば、その後は点灯消灯を繰り返しても同じ明るさで点灯するのでとても便利です。
なお、点灯中にボタンをダブルクリックするとストロボモードに移行し、もう一度ダブルクリックすると元の点灯状態に戻ります。
真正面から撮ると写真が白く飛んでしまいましたので、斜めからもう1枚。非常に明るいライトです。
手に持って使用した場合にはこんな感じ。小型でコンパクトなことがよくわかります。
H10Aはテールキャップに強力なマグネットが内蔵されています。そのため、テール面が全て接触する金属面があれば、横向きでも逆さでも、しっかり固定できます。金属面の上であれば、立てて置いた時でも倒れる心配は最小限です。けっこうがっちりと安心感が持てる感じで吸着します。これは以外と便利な隠れ機能です。例えば両手がいる作業などの時、どこか近くに気軽に固定できる優れものです。
付属品として、H10Aには金属クリップが付属しています。付属品袋には金属クリップと、クリップを取り付けるためのネジと六角ボルト、さらにテールキャップの防水性を維持するための予備Oリングが入っています。
金属クリップを取り付けたい場合には、付属のネジと六角レンチを使用して取り付けます。ネジの使用本数は2個なので、余った2本のネジは予備となります。本体のヘッド側面に金属クリップを取り付けるためのネジ穴がありますので、そのネジ穴を利用して取り付けます。金属クリップは、胸ポケットやベルトにライトを装着したい場合や、リュックやバッグに刺しておきたい場合に便利です。
H10Aの最大の特徴は、ヘッドランプとしても使用できる点です。そのためのヘッドバンドが最初から付属しています。ヘッドバンドは写真のように頭頂部にもバンドがあり、ライトがずれにくい構造です。
ヘッドバンドへのライトの装着は簡単で、ヘッドバンドの前方部分にある筒状のゴムにライト本体を通せば完成です。非常に脱着が容易で、照射角度も本体を回転させるだけで済みとても簡単です。バーベキューなど両手作業が必要な場合やサイクリングなど、ライトを手で持てない場合にこのヘッドバンドがとても役に立ちます。ヘッドランプは一度使うとクセになるほど楽で快適です。まさにアウトドアマンに必須の装備といえます。
最後に
ジェットビーム(JETBeam)のLED懐中電灯H10Aはフラッシュライトとアングルライトを兼用できるばかりか、ヘッドランプとしても活用できる非常にオールマイティなLED懐中電灯です。また、明るさもリチウムイオン電池使用時で320ルーメンと非常に明るく、明るさの調整も無段階調整なので必要な明るさをそのまま照射できます。大きさも手頃で本格的な実力を持ち、充電式リチウムイオン電池も使用でき、とても実用的なライトです。まさにアウトドアから非常に至るまで、あると必ず役に立つ便利で頼れるLED懐中電灯です。いろんな状況下でも使用できるオールラウンダーなライトをお探しの方は、是非このH10Aも検討してみてください(^^)
..φ(・ω・*) エフテクト管理人